表へ出ろⅢ〜ピコ氏の鼓動は148/分〜(その一)

産前話完結編であります。
多分長くなりそうなので分割。ちなみにタイトルは劇場版Zからインスパイヤ
それ以上の説明というか言い訳はしたいけどすまい。
話の性質上、痛かったり辛かったりする描写がどうしてもあるので、そういうのが苦手な方はあまり読むのをお勧めしないかも知れません。
過去ログ読むのめんどくせー、な方の為に話の背景を簡単に。
・全く経過は順調だったが、予定日は近づいているのに出産の兆候が全くなかった。
・とうとう出産予定日になったが、診察によると羊水が少なくなっている疑いが。
・このままだと胎盤機能不全になってしまう恐れがあるので、2日様子を見て尚兆候が無ければ骨盤は(普通分娩をするのに)問題はないので、出産を人工的に誘発して出しちゃいましょう、誘発しても駄目なら帝王切開という事でシクヨロとの事。マジッすか。


という事で見事になにも無かったので、二日後の19日夕方産院に出頭したのだった。
その際の超音波診察でも、素人目で見ても一昨日より羊水が少なくなっていた。慌ててもどうしようもないが慌てる。
誘発第一弾、ラミナリア(多分)注入。13本。ネット上の体験談で大変痛い、という書き込みを良く見るけど、本当〜に痛い。あまりの痛さに必死に全く関係ない事を考えて現実逃避を試みていた位。そんな私の耳に容赦なく聞こえる医師の「あと3本〜」の声。いや私に言っている訳ではないのだけど。
処置が終わって看護士さん曰く「海草がふやける原理を応用してるんだって。考えた人凄いよね」と。ワカメすきすきピチピチの歌が脳裏を過ぎる。使ってるのはコンブだけど。
折しも満月かつ大潮の後の為か、陣痛室が一杯との事だったので、一般病室へ移動して待機。
夕食を摂りボケーとしているとなにやら腰を打つ様な鈍痛が。痛みの感覚が7分位になったらナースコールしてね、と言われてたので痛みの感覚をメモにとって一晩過ごした。
しかしコンブパワー通じず。本来なら寝れない程痛みが強くなったりするらしいけど途中で寝ちゃってたし。これで陣痛がつく人もいるそうだが、私の場合は多少子宮口が開いた位でその他全く変化なし。トホホ。
(いいかげん長いので続く)