表へ出ろⅢ〜ピコ氏の鼓動は148/分〜(その二)

駄目だこりゃ次行ってみよーという事で陣痛促進剤を打つ事に。今後の展開次第では、次はいつ食事が摂れるか分かったものじゃないので朝食を3分でかっこみ、分娩室へ。
促進剤は点滴で栄養剤(ブドウ糖液かな?)にちょっとずつ混ぜていって、徐々に量を増やしていくそうだ。
処置をしてくれた看護士の人が、予定日にNSTのモニターを撮ってくれた人だったんだけど、「あれー先週来た人?」と。どうやら妊娠線の凄さで覚えられていたらしいorz


促進剤を入れる前に、肝臓の薬に胎盤を提供してくれない?という説明書および同意書を渡される。捨てるの勿体ないので同意してみる。ちなみに提供すると2千いくらかを出産費用から割引されるそうで。*1
胎盤つながりで、へその緒を貰えないかどうか聞いてみる。ここの産院は貰えない方針*2だそうだが、「じゃあ管のとこちょっと切って血抜きしたのを渡すから、お家で日陰干しして下さいね」という事に。セルフサービスかよ!


立会い要員の夫の人が来る。・・・・・・その時点ではようやっと鈍い痛みがついてるかな?位。変に緊張すると陣痛が遠のく、なんて事を聞いた事があるのでリラックスグッズとして本を持ってきてもらう。『生協の白石さん』を読んで小一時間、痛みがだんだんと強く。NSTの子宮の収縮具合(=陣痛の強さ)を示す数値も今まで見た事のない数値かつ間隔を叩き出している。夫の人に腰をガシガシさすってもらうが、さするというよりこする位やって貰わないとという感じ。これで腰の皮が擦り剥ける人がいるらしい。


投与してから2時間程で、促進剤の増量に比例するかの様に、陣痛が4・5分間隔位に。痛さが洒落にならなくなってくる。分娩台の傍らで『さらにすごい科学で守ります』を読んでる夫の人に「悪いけど本読まないでくれる?」と八つ当たりする位。つかお前は白石さん読んでたじゃないか、とセルフ突っ込みする余裕もなし。
破水もしたしこれはいけるかな、と思いきや、ピコ氏が全く降りてきていないらしい。かつ、医師の診察でも子宮口変化なし、な上硬いままとの事。さらに続けて3時間促進剤を増量・投与して様子を見ることに。
その後も陣痛は続くものの、ピコ氏降りてこず。しかも陣痛の間隔が開いてきている上に段々弱くなってるんですが。・・・・・・もしや薬が効かなくなっている?
(こういう日記に引きが必要なのかと思いつつまだ続く)

*1:後日調べてみるとこの薬、本来の用途以外に美容方面にも使われるらしい。どうせならお薬お試し一回券とかの方が喜ばれる気がするのだがどうか

*2:何故かというと、子供を預けている時、オムツ替えの際などに脱落してしまう事があるので必ず渡す事は出来ない、という事らしい。その後運よく私がオムツ替えをしている際に脱落したものを発見したのだった。