俺のタッパにお前が泣いた

ピコ氏はほぼ人見知りをしない。
それどころか人に構ってもらうのが今の所の生きがいであるかのようだ。
しかし、そんなピコ氏を唯一泣かせる男が居る。
その名はピコ叔父(義弟)。
先日夜、妹と連れ立って我が家にちょろりと立ち寄った時のこと。
ピコ氏、義弟を見た時から何やら複雑な表情。居間に通した時も、図の様に中々近寄らない。そして絶対目を離さない。

きっちり約一メートルは間隔を空けているので、きっと襲われない距離なんだ野生の知恵だ、と妹と話していた。


そして、妹がピコ氏を抱き上げたついでに騙し討ちで義弟へとひょい、とパスしたら泣かれた。
しかも『騙す人』と妹が認識されてしまったらしく、しばらく疑惑の目を向けられていた。
義弟は妹程はピコ氏と会う機会が少ないのと、往年のタイムボカンシリーズにおける小山カメラマンの如くタッパが大きく、180は優に超えている。その辺が怖がる原因なのだろうか。
いつ慣れるのかが見ものだなぁ(と無責任に〆る)