反省会

お産の時の話まとめ。
今回は二回目なので、前日より入院。
検査やら準備やらで。
帝王切開の人の為のオリエンテーリングだったかいう、懇切丁寧に色々説明書きがあるコピーを貰って、ああ流石予定帝王切開、今回は脳内大パニックの中手術とかそういう事はなく、落ち着いていけるかも、と思ったら甘かった。
今回、猛烈に痛いというか辛かった。
以下長いので
腰椎麻酔が何か効きがわりいなー、という事で、電動ベッドにて頭をグイーンと下げられて気分悪くなったり、を筆頭として、
うわー切ってる引っ張ってる感触が!しかも気持ち悪い!とかやってる内に段々テンション下がって来て、ついでに血圧の低い方が30とかになってる内に、チー氏が出てきて精神的に持ち直したのもつかの間、そこからの後始末タイムが(体感的には)又やたら長く感じて。
・・・手術の真ん中あたりである、胃を元の位置に戻す時が前回と比べて6割り増し位物凄かったです。
効果音をつけるとしたら、
ごぐにゅぎげにょが
みたいな。
前回は「あれ?何か気持ち悪い?」だったけど、今回は最初から最後までクライマックスで。いいよそんなクライマックス。
医師も「今から胃を元の位置に戻すからねぇー、ちょっと気持ち悪くなるよー」何て言うし。言うし。
医師がドSに見えましたよ。アイマスクしてたから見えてないけど。
仕舞いにゃ、脳が全感覚を全部痛みに変換してたらしくて、自分の体に置かれてる手術器具の感触とか、医師の話し声なんかも全部痛くってもう。実は麻酔効いてないんじゃ・・・とか思うくらいで。
辛いのを紛らわせる為に何か面白いネタでも思い出そう・・・例えばコミケスタッフになったスパルタ兵の皆さんとか・・・とやってみたら、戦闘シーンがまずかったのか、脳内の『特選痛い情報画像付』が勝手に検索・表示されちゃって偉い事に。脳みそって怖い。
自分でもヤバイと思う位イタイイタイとブツブツ言い始めちゃって、本当は術後に使う痛み止めを半量入れてもらう体たらく。トホホ。


ピコ氏の場合は出たての所をちょっとタッチ、位だったのだけど、今回はちゃんと綺麗に体を拭いて産着を着せて貰って、私の顔にムチューとして貰ったりとか、そんな良い事もあったりしたのだけど、とにかく辛い面が突出していたというか。
終わる頃には下半身だけ麻酔だったのに、腕も動かせない位何故か弱っていたという。それを見た夫の人曰く「こりゃだめだ」だったそうで。


しかしそんな弱り振りも、見舞いに来た妹と小一時間程ヲタ萌え話をしたら回復。
やっぱり面白画像より、脳内麻薬がどうにかしそうな萌えネタでもしこんでおいた方が良かったのだろうか。
・・・というかお産直後のこうハートフルでビューティフルヒューマンライフな一時にヲタ話もないもんだ普通。
やだねオタクって。
しかしその後見たガンダムは麻酔切れと後陣痛で、話が良く分からなくってもう。ヲタ敗北。
その後本格的になってきた後陣痛は、ピコ氏の時は体内で特大ドラを鳴らされてる様な衝撃だったけど、今回は
ダダダダダダ
という機銃掃射みたいな傷の痛みと
ドカーン
という戦車砲でも着弾したかのような後陣痛が。二人目三人目と回数が増える度に後陣痛がきつくなる、と噂には聞いていたけど、流石二人目半端無い。
それ何て市街戦?みたいな有様で。
しかも衛生兵ならぬ看護師さんに痛み止めを貰おうにも、術中に半端に痛み止めを使ってしまったので、次に使えるまで6〜8時間と待たねばならず。更に間が悪い事に、使える時間帯になったのが真夜中で、急遽お産が入って看護師さんが多忙な為、「出来れば我慢してねー」と言われ3時間程耐える様に。
痛くて息できなかった、というのはアレが生まれて初めてだった。こんな年でも生まれて初めてってあるもんだなと。


・・・で、何が反省かというと、手術中に思い出すものはネタ選びを慎重に、という事で。それかよ。